``岡重さんは、バッグのメーカーや``
と言われ出してから、約20年ぐらいが経ちますでしょうか。
当時の和装呉服の業界では、友禅でバッグを製作する
染め屋など皆無で、``バッグみたいな着物の添え物なんか作ってどないするんや``
と、言われることも多々あり、それぐらい業界ではセンセーショナルな動きでし
た。
しかし、友禅の美しさや・可能性・をもっと高次元に持っていきたいと
考えていた岡重では、今から約30年前にバッグの自社ブランド
``OKAJIMA``(オカジマ)を発表します。
よく、皆さんから言われるのが
``OKAJU``(オカジュウ)ではなく、なぜOKAJIMAなのか?
それは岡重が海外へのグローバルな展開を目指した背景にありました。
1990年代初頭、``ブランディング ``などと言った、ワードはほぼ皆無で
OKAJUという名前だと、JU(ジュウ)という響きが海外ではあまり良くないと
いう調べにより、OKAJIMA(オカジマ)というシンプルな名前でブランドを立ち
上げる事になりました。
以上を踏まえて、1990年、現代表「岡島 重雄」氏の目指す、業界の垣根を越え
た、所謂``ハイブランド``な立ち位置を目指し商品開発がスタートしました。
1993年にOKAJIMAブランドの発表をニューヨークで行った際の
新聞切り抜き記事。(一部)
外国人女性のモデルを起用し、手描き友禅の見せ方を
様々な視点で訴求。手に持っているのは、イタリアの老舗バッグメーカー
ロカティ社とのコラボレーションによって製作した、ハンドバッグ。
※ロカティとは、イタリアの老舗ハンドバッグメーカー。エルメス等のバッグを仕立てる事で有名
他のバッグ屋さんが作れない、岡重でしか作れない
ハンドバッグをテーマに開発したOKAJIMAのバッグ。
染め屋としてのポリシーを含め、京友禅の可能性を更に
追求する事が、職人達の仕事を安定させる事に繋がり
それが岡重としての役目。
開発期間は約2年の歳月を経ましたが、発表してから約30年。
現在もおかげさまで沢山のご支持を頂いております。
※下記写真は別商品となります
OKAJIMAのバッグ商品ページはこちら